DOS's Visa reform efforts

シンデル法律事務所 E-Min ニュースレター (第5号) - 日本語版 #20



国務省のビザに関する今後の取り組み


    国務省の代理のスポークスマンであるイレリ氏はプレスインタビューの中で、今後のビザに関する取り組みについて、次のようなコメントを出しました。


911日同時多発テロ以降、私たちが成し遂げてきたことを見れば、私達はテロに対するシステムの強化により、関係するすべての取り組みが進歩を遂げたと言えるでしょう。同様に米国に対して脅威をもたらそうとしている人々に対するシステムの強化、また米国及び米国経済に何らかの利益をもたらすことを助長するような事柄に対する適切な対応等についてもテロ後の成果につながったと言えるかもしれません。


ここでいくつかの例を挙げてみたいと思います。まずセキュリティーのシステム強化に関しては、911日同時多発テロ以来、私たちはFBIからのテロリストや麻薬に関する情報等を含めた犯罪データやビザ情報を管理しているデーターベースCLASS Consular Lookout and Support Systems)の記録の数を2倍にしました。そしてFBIからは800万ものデータを追加し、TIPOFFシステムを通しておおよそ50,000ものデータを追加しました。その結果として、私たちはビザ申請者のチェックのために、最新技術を入手し、それを拡張させ、そしてデーターベースと融合させることにより、このシステムを更に強化することができました。


現在ではビザ取得時に必要な面接希望者が著しく増えていますが、そのことは今回のコメントにおいて重要な意味を持っています。つまり、現在では非移民ビザ取得のためには面接を受けることは当然のこととなってきており、その面接に対する制限や面接の免除は大幅に減ってきています。そこで今後、首尾一貫した面接が確実に行われるよう面接に関する一定の基準を文書で設けました。更には特定のビザ申請者に対し、政府機関によるセキュリティー上の審査を強制的に実施することにしました。


また、新任の大使館及び領事館職員のトレーニング不足に関する批判について言及したいと思います。元来、新任の大使館及び領事館職員に対して、彼らが実際に実務を行う前、26日間のトレーニングコースを設けていました。そこでそのトレーニング不足の問題解消のため、私たちはより洗練された面接の手法トレーニングを追加で行うなど、最終的には5日間トレーニングの期間を増やしました。また、私たちはそのトレーニング内容を更に充実させるために、新任の大使館及び領事館の職員に対してのみではなく、すでに経験のある職員に対してもより高度なネームチェックの手順についてのトレーニングコースも新規に行うことにしました。

2004年の1月から5月までの5ヶ月におけるビザの申請者は、前年の同時期と比較して、12.6%増加し、その発行は16.1%増えました。中でも興味深いことに学生ビザの申請が大変増えています。



(上記のコメントに関する質疑応答)


質問;
あなたは26日間のトレーニングについて言及しております。上院議員のカヨ氏による評論によると、ビザ申請者に対する面接に関して多くの大使館及び領事館の職員は、ビザ適正審査に関するトレーニング日数が二日に満たないと言っています。このことについて説明をお願いします。



イレリ氏の答え;
面接ならびに審査に関わる大使館及び領事館の職員がその審査官としての役割を果たすためには26日間のトレーニングが必要となります。現在では、合計で30日または31日のトレーニングコースが審査官には与えられています。私はその増えたトレーニング日数のうち、どれ程がビザ申請者に対する高度な面接手法のトレーニングに充てられているか定かではありませんが、それは2日かもしれないですし、そうでないかもしれません。



しかしながら私が指摘したいポイントというのは先にも述べたように、従来のトレーニングコースに加えて、更により洗練された面接手法をトレーニングするコースを設けたということです。そのトレーニング日数追加の最大の理由はこの面接という過程が、現在のシステムを正当に運営する上では大変重要な段階であると認識しているからです。また、私たちは大使館及び領事館の職員がどのような質問が最適であるかをしっかりと把握し、面接を受ける人のあらゆるごまかし等を的確に見出すことができるようにしなければならないのです。それらの実行はたいへん難しいかも知れませんが、面接において単に客観的な質問を行い、面接を受ける人達が、常時それら質問に対して正当な答えをだせるような単純なものではありません。つまり、私たちは大使館及び領事館の職員全員が今回の取り組みの重要性を認識し、それに真剣に取り組み、最終的に正当な結果をもたらすことができるのに必要な能力を持つことを私たちとしては確認したいのです。


私たちはこの取り組みが今後のビザ取得のための面接過程と大使館及び領事館職員に対するトレーニングに対して光を投じることを強く希望しています。