Sindell Law Offices E-Min Newsletter (Vol. 6) - English Article #27
2004年度及び2005年度のH-1B審査状況について
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今回はH-1bビザ申請に関し、2004年度(2003年10月1日〜2004年9月30日)及び2005年度(2004年10月1日〜2005年9月30日)の年間発給枠に関連する最新情報を移民局による発表をもとに紹介したいと思います。
皆さんもご存知のことと思いますが、新規に申請されるH-1bの発給には65,000件の年間上限枠が設けられており、2004年度枠については2004年2月に受付が終了し、2004年4月1日より2005年度の申請を移民局では受け付けています(一部例外を除き、通常H-1b延長、転職による申請など既にH-1bを所持している場合はその対象とはなりません)。その申請締め切り以降の現在でも移民局は2004年2月以前に受け付けた2004年度枠のH-1bの審査を引き続き行っており、2004年8月23日の時点で2004年度枠内で受け付けられた新規のH-1b申請のうち56,100件にH-1bが発給されたということです。(新規のH-1b申請が年間の上限枠内として審査されるか否かは移民局が申請を受け付けた時点で確定します)2005年度枠の最新情報については2004年8月4日現在、年間上限枠65,000件のうち40,000件のH-1b申請が移民局では受付けられ、そのうち21,000件にH-1bが発給されました。
しかしながら厳密にはその65,000件という年間上限枠数には若干の変動があります。米国はチリ及びシンガポールとの間に自由貿易協定を交わしており、その協定によりそれらの国籍の人に対して6,800件のH-1b年間特定枠を設けています。その数は65,000件に含まれますので、正確には58,200件がそれらの国以外の国籍の人達に対する年間枠と言えます。ただし、この自由貿易協定により定められた特定枠のうち使われずに残った分は翌年度に全体のH-1b発給枠として繰越されることになり、その場合は58,200件より多少なり多くなることになります。その繰越分は翌年度の最初の45日間においてのみの審査対象となりますが、一般にはその繰越による数は非常に少ないと言われております。このような状況のもと、恐らく今年の10月上旬頃には2005年度の新規H-1b申請受付が締め切られることが予想されます。ただ、申請が今後急増することも考えられます。もしかしたら皆さんがこの記事を読まれているころには既に申請が締め切られている可能性もあるかもしれません。従って、新規のH-1b申請を考えている方は早急に対処することをお薦めいたします。
上記のように、この年間上限枠は新規のH-1b申請に直接関係するものですが、H-1bの延長申請についても少し触れておきたいと思います。H-1bは1回の申請で最長3年有効で、一回の延長を挟み、連続で6年間有効です。そして、ある一定の条件をもとに7年目以降も延長可能となり、それら延長申請は年間上限枠の対象とはなりません。H-1bの7年目以降の延長について最近、移民局サービスセンター(SCOPS)からも確認の通達があり、7年目以降の延長申請はその延長申請者が永住権申請を行っている場合において可能となり、H-1bの7年目以降の延長を申請する時点からさかのぼって365日以前には永住権の申請が行われていなければならないことになっています。その延長の申請時点で365日経過していないということであれば申請は却下されることになりますのでご注意ください。
最後に皆さんも気になるとと思いますが、H-1bビザをはじめとして現在(2004年8月18日現在)の主な非移民ビザの審査期間をお知らせします。
東部(バーモントサービスセンター)―H-1bビザ(米国内外からの申請)−約1ヶ月
―H-1b延長−約3ヶ月
―H-3−約2ヵ月半
―Lビザ−約1ヵ月半
―Oビザ−約2ヵ月半
北部(ネブラスカサービスセンター)
―H-1bビザ(米国内外からの申請)−約3ヵ月半
―H-1b延長−約3ヶ月半
―H-3−約2ヵ月
―Lビザ−約1ヵ月半
―Oビザ−約2ヵ月半
南部(テキサスサービスセンター)―H-1bビザ(米国内外からの申請)−約3ヵ月半
―H-1b延長−約3ヶ月弱
―H-3−約2ヵ月半
―Eビザ−約2ヵ月半
―Lビザ−約1ヵ月半
―Oビザ−約2ヵ月半
西部(カリフォルニアサービスセンター)―H-1bビザ(米国内外からの申請)−約2ヵ月半
―H-1b延長−約2ヶ月
―H-3−約1ヵ月半
―Eビザ−2ヵ月弱
―Lビザ−約1ヵ月半
―Oビザ−約2ヵ月
*Eビザの米国内での申請はテキサス及びカリフォルニアサービスセンターにおいてのみ受け付ける。
ご覧の通り審査期間は各サービスセンタにより大きく違います。またこの審査期間も時期により大きく変動します。例えば東部のバーモントセンターのH-1b審査期間はつい数週間前までは3ヶ月ほどかかっていました。現在では約1ヶ月で審査結果が出ることを考えると、審査期間が早まってきていることを伺う事ができます。一方、カリフォルニアサービスセンターなどは未だに審査期間が長引いています。